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春の健康診断

コース 身体検査 歯石チェック 血球計算 血液化学検査 フィラリア検査
ライトコース 11項目
ニャンコース 17項目
ワンコース 19項目

ライトコース

  • 身体検査
  • 歯石、歯肉チェック
  • 血球計算
  • 血液化学検査(11項目)
  • フィラリア検査(ご要望に応じて)

身体検査

日頃の様子を飼主様に伺いながら、姿勢や歩様、表情などの視診から触診、聴診、嗅疹を全身くまなく実施します。普段気づかないような問題もこの検査でみつかることがあるのでしっかりおこないます。

歯石、歯肉チェック

近年の報告によると、2歳以上の犬猫の80%以上が何らかの歯周病を患っていると言われています。歯周病は歯を失うだけでなく、顎の骨の骨折や心臓、腎臓、肝臓に悪影響を与える可能性のある重大な病気です。健康的な生活を長くおくるために、歯の健康チェックは非常に大切です。

血球計算

赤血球、白血球、血小板の形や数を観察・測定します。貧血、感染症、腫瘍などがあると異常値となることがあります。健康な動物を基準とした基準値をもとに異常値かどうか判定しますが、個体差が大きい検査ですのでその動物ごとの基準値を健康な時から知っておくのは大切なことです。

血液化学検査(11項目)

血清蛋白、肝臓、腎臓、胆嚢、血糖値などの数値を測り、内臓の機能を評価します。臓器によっては数値が基準値であっても問題を抱えている可能性があります。定期的に血液化学検査で数値をチェックするのはもちろんのこと、尿検査、レントゲンや超音波検査などの画像診断も定期的に実施することで、より早期に病気を発見することができます。

ニャンコース

  • 身体検査
  • 歯石、歯肉チェック
  • 血球計算
  • 血液化学検査(17項目)

血液化学検査(17項目)

ライトコースの項目に加え、GGT(胆道系疾患の指標)、TBil(溶血、肝障害、胆道機能の指標)、コレステロール、リン(腎臓、副甲状腺の指標)、カルシウム(腎臓、副甲状腺の指標)、血清電解質(腎臓、内分泌機能の指標)が追加されます。

ワンコース

  • 身体検査
  • 歯石、歯肉チェック
  • 血球計算
  • 血液化学検査(19項目)

血液化学検査(19項目)

ニャンコースの項目に加え、アミラーゼとリパーゼ(ともに膵臓疾患の指標)が追加されます。

その他必要に応じてご提案する検査

尿検査

尿路結石の原因になる結晶や細菌の有無がわかり、尿比重や尿蛋白などから慢性腎臓病の早期発見につながる検査です。年に最低1回の検査をお勧めします。

レントゲン検査

胸部や腹部の検査で各臓器の大きさ、形、位置を確認し、できものなど異常がないか調べます。また、骨や関節の検査では骨の変形や関節の炎症の有無を評価することができます。

超音波検査

胸部や腹部の検査で各臓器の内部構造を評価するのに優れた検査です。他にも目、喉、関節などの評価にも有用です。

甲状腺ホルモン検査

甲状腺ホルモンの分泌が過剰な病気、欠乏している病気がそれぞれ猫と犬によくみられます。猫では(甲状腺機能亢進症)体重減少、嘔吐、下痢、高血圧などが起こり、心臓病や失明の原因になることがあります。犬では(甲状腺機能低下症)肥満、皮膚病、活動性低下、徐脈、貧血、高脂血症がみられます。

NT-proBNP

犬猫の心臓病の診断に有用なバイオマーカーです。猫では心臓病の早期発見に有用性が高く、結果が数値ででるので重症度判定の補助にもなります。特に猫の肥大型心筋症は生後数ヶ月齢から発症する可能性があり、健康にみえる猫の中でもこの病気にかかっている猫は約15%も存在すると言われています。好発猫種としてメイン・クーン、ペルシャ、アメリカン・ショートヘアー、スコティッシュ・フォールド、ラグドールが挙げられますが、最も多いのは短毛雑種猫です。

FGF23

初期の慢性腎臓病において、療法食の開始時期や療法食の効果判定に用いることができます。慢性腎臓病の疑いのある犬猫において有用な検査です。

予防接種(混合ワクチン)

様々な感染症が頻発する昨今、ワクチンの重要性が高まっています。
大切な家族であるワンちゃんネコちゃんに長く健康でいてもらうために、さらには感染症の流行を最小限に抑えるためにワクチン接種はとても大切です。
しかし、ワクチンには副作用があるのも事実で、ワクチンのメリットを最大限にしデメリットを最小限にすることが最も重要です。
そのため、当院ではWSAVA(世界小動物獣医師会)が提唱している「犬と猫のワクチネーションガイドライン」に基づき、感染症に対する最大限の防御とワクチンの副作用を最小限にするための接種プログラムをそれぞれの状態や生活環境に最適化してご提案しています。

WSAVAはワクチンをコアワクチンと
ノンコアワクチンに分類しています。

犬のワクチン

コアワクチン

犬ジステンパー

犬伝染性肝炎

犬アデノウイルス2型

犬パルボウイルス

ノンコアワクチン

犬パラインフルエンザ

犬レプトスピラ症

非推奨ワクチン

犬コロナウイルス

猫のワクチン

コアワクチン

猫ウイルス性鼻気管支炎
(ヘルペスウイルス)

猫汎白血球減少症
(パルボウイルス)

猫カリシウイルス

ノンコアワクチン

猫白血病ウイルス

猫クラミジア症

猫免疫不全ウイルス

コアワクチンは生活環境にかかわらず、全ての動物に必要とされているものです。 ノンコアワクチンは生活環境やライフスタイルによって、特定の感染症のリスクが生じる動物にのみ必要なものです。

犬のワクチンの選び方

なお、犬コロナウイルスワクチンについては、ワクチンが予防効果をもたらしている十分な証拠がなく、そもそもこのワクチンがターゲットとしているコロナウイルスが実際に犬の重大な病原体になっているかどうかわかっていません。そのため犬コロナウイルスワクチンは非推奨となっています(COVID−19とは異なるウイルスです)。

 

非推奨の犬コロナウイルスワクチンを含まない混合ワクチンのなかで、当院がお勧めしているワクチンは5種、7種ワクチンです。
どちらのワクチンを接種するかは、ノンコアワクチンであるレプトスピラ症を予防する必要があるかで判断します。
レプトスピラは犬だけでなく人にもうつる人獣共通感染症です。レプトスピラはネズミを中心とした哺乳動物の腎臓に定着して尿中へ排泄され、この尿との直接的な接触や尿に汚染された水や土壌との接触で感染します。よって田んぼや沼、湖、川などで感染のリスクが高く、水辺のレジャーや山でのキャンプなどには注意が必要です。この場合、レプトスピラ症が含まれている7種ワクチンがおすすめです。
ただし、レプトスピラ症は250型以上の血清型が存在し、異なる型にはワクチンの予防効果は働きません。
7種ワクチンは2種類のレプトスピラ症の血清型しか防御できません。そのため、レプトスピラ症の感染リスクの高い場合には、他のレプトスピラの血清型を含んだ単独ワクチンを接種することも可能ですのでご相談ください。いずれにしても、全ての血清型に対応したワクチンは存在しないため、ワクチンを接種したとしても感染する可能性はあることには注意しましょう。
接種間隔は、5種は3年毎、7種は毎年の接種をお薦めしています。ただし、ワクチンの効果の持続期間が個体によって異なることや、生活環境や飼主様の価値観によってお薦めの接種プロトコルは変わりますので、ぜひご相談ください。

猫のワクチンの選び方

当院では3種ワクチンをお勧めしています。

 

室内で単頭飼いされており、ペットホテルなどを利用しない感染リスクが低い猫は、3種ワクチンを3年の間隔で接種します。
ペットホテルなどを定期的に利用したり、多頭飼育で室内と屋外を行き来する感染リスクが高い猫は、3種ワクチンの1年に1回の接種をお勧めします。

抗体価検査について

ワクチンの効果がどのくらいあるかを測定する検査です。どのくらいの期間ワクチンの効果が持続するかは個体差がありますので、ワクチンを接種しなくてもよいとされる期間中でも年1回は抗体価検査をお薦めします。推奨されるワクチンの接種期間を超える場合でも、ワクチン抗体価検査をして効果の持続を確認できれば追加接種を見送ることができ、不必要なワクチン接種を減らすことができます。

ワクチンの副作用について

ワクチンは接種後にアレルギー反応が起こる場合があります。

・ぐったりして元気がない

・顔(鼻筋、目の周り)が腫れる

・嘔吐、下痢

非常に稀ですが、ひどい場合ではショック状態になり命に関わることもあります。アレルギー反応が起こった場合に適切な対処、処置をさせていただくためにもワクチンの接種時間を17時00分までとさせて頂きます。必ず体調が良い日にご来院ください。

料金

犬5種混合ワクチン ¥6,500
犬7種混合ワクチン ¥8,500
猫3種混合ワクチン ¥4,500
猫FIVワクチン
(猫エイズ)
¥4,500
犬5種混合ワクチン 犬7種混合ワクチン 猫3種混合ワクチン 猫FIVワクチン
(猫エイズ)
¥6,500 ¥8,500 ¥4,500 ¥4,500

狂犬病の予防

狂犬病は人を含めたすべての哺乳類に感染し、一度発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい感染症です。
世界では毎年3.5〜5万人程度が狂犬病で亡くなっており、その多くがアジア地域の発生で犬を媒介した感染とされています。
1950年に制定された狂犬病予防法により日本はおよそ7年で狂犬病の発生のない清浄国となりましたが、2006年にフィリピンで犬に咬まれた男性が帰国後発病死した事例や、2020年にフィリピンからの入国者が発症するなどいつ日本に狂犬病が発生するかわからない状況です。
日本では、生後91日以上の犬を飼っている方は、生涯に一回の飼い犬の登録と毎年一回飼い犬への狂犬病予防注射が狂犬病予防法により義務づけられています。
長く清浄国であると忘れてしまいがちですが、狂犬病が国内で発生すると犬に咬まれたら死んでしまうかもしれない・・そんな気持ちで動物と暮らしていく生活が現実のものとなります。狂犬病の脅威から現状の人と動物の生活を守るため、飼主の皆様には狂犬病予防接種のご理解とご協力をお願いいたします。

※当院では、犬の登録申請の鑑札や狂犬病予防注射済票の交付手続きの代行サービスをおこなっております。役所から届く狂犬病予防注射の案内ハガキをお持ちください(初めて狂犬病予防注射を受ける場合は必要ありません)。犬鑑札と狂犬病予防注射済票は、1ヶ月後以降に当院でのお渡しとなります。お急ぎの方は、ご自身でお手続きをお願いいたします。なお、福岡市に納める登録手数料3,000円(新規登録の場合のみ)と済票交付手数料550円が別途必要です。

料金

狂犬病予防注射代 ¥3,000

フィラリアの予防

フィラリアという寄生虫が蚊を媒介して感染し、心臓や肺動脈に寄生することで血液の流れが悪くなり様々な症状を引き起こします。犬の場合投薬による予防がほぼ100%可能ですが、予防薬は、犬の体内に入ったフィラリアの幼虫を成長途中で駆除するものです。感染そのものを防ぐものではありません。毎年投与を開始される前に必ずフィラリア症に感染していないか検査を行って下さい。

予防期間

毎年蚊が出始めるころから蚊がいなくなる12月までとなっております。九州の場合5月~12月が予防期間になります。

フィラリアの予防期間 フィラリアの予防期間

種類

ノミ・マダニの予防

寄生すると、血を吸った場所に激しい痒みがでます。人に感染する事もある為1年中気温の高い「室内飼い」であれば、年間を通じての予防をお勧めします。特に気温が高くなる3~12月はしっかりと予防をしましょう!

種類